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ペットと避難

多くの自治体は、ペットを連れて避難所まで逃げる「同行避難」を勧めています。ただし、避難所の中で人と同じ部屋で過ごせるとは限りません。ペットのフード・水・トイレ用品は避難所にほとんどないため、飼い主が少なくとも5日分を用意します。近くの避難所のペットのルールは、市区町村のホームページで確かめておきましょう。

「同行避難」と「同伴避難」は違う

言葉意味
同行避難ペットと一緒に、安全な場所(避難所など)まで逃げること
同伴避難避難所で、飼い主がペットを世話しながら過ごすこと。人と同じ部屋とは限らない

環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」の考え方です。環境省は2026年にガイドラインの見直しを進めています(2026年6月の報道)。

避難所とペットの現実

飼い主の備えは、まだ足りていない

犬の飼い主猫の飼い主
近くの避難所のペットのルールを知っている30.0%20.5%
ペットのフードや水を備蓄している25.0%16.5%
ケージやキャリーに慣れさせている39.0%24.0%
避難について誰にも相談したことがない69.5%77.0%

出典:大正製薬「犬・猫の飼い主の防災意識調査」(2025年12月、全国の犬・猫の飼い主400人)。家にいられないときは、約半数が「車で過ごす」と答えています。

今日やっておくこと

  1. 近くの避難所のペットのルールを確かめる市区町村のホームページで「ペット 避難」と探します。
  2. フードと水を5日分いつものフードを多めに買って、古い物から使います。
  3. ケージ・キャリーに慣らす避難所ではケージの中で過ごすことが多くなります。
  4. 迷子札・マイクロチップはぐれたときに、飼い主に戻れるように。
  5. 預け先を決めておく親戚・知人の家、ペットホテルなど。
防災士監修ペット

ペット用 防災セット

どちらにも避難所

防災士監修

避難所には、ペットのフードやトイレ用品はほとんどありません。飼い主が用意するしかありません。

能登半島地震では、石川県のペット用スペースができたのは発生から約3週間後で、犬と猫だけでした。フードと水は少なくとも5日分を。

【能登半島地震】自宅に残った理由として「避難所はペット不可と断られたから」という声がありました(環境省の記録集、珠洲市・輪島市・能登町の聞き取り)。

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ポータブルケージ+リュック猫

猫のための防災セット

どちらにも避難所

ポータブルケージ+リュック

猫は驚くと逃げてしまいます。ケージに入れて、そのまま背負って逃げられます。

飼い主の約3割が「車やテントでペットと一緒に過ごす」と答えています(2024年2月の調査)。

【能登半島地震】「避難所でペットが鳴いて、周りに気を遣う」という理由で、避難所に行かなかった飼い主もいました(環境省の記録集)。

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車で過ごすなら、電気がいる

ペットと車で過ごす人は多くいます。夏は車内が暑くなり、冬は冷え込みます。ポータブル電源があれば、エンジンを止めたまま扇風機や電気毛布を使え、スマホも充電できます。停電と電気の備えを見る

Jackery(中容量)2〜3人なら

ポータブル電源(中)

どちらにも停電

Jackery(中容量)

2〜3人の家族に。スマホの充電に加えて、冬は電気毛布、夏は扇風機を一晩使えます。

512Wh。スマホなら約27回分。車に積んでおけば、家にいられなくなっても使えます。

【能登半島地震】珠洲市では電気が戻らず、家にいた人はスマホを充電するために避難所や学校まで行く必要がありました(マイナビニュース 2024年3月の現地取材)。

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よくある質問

避難所にペットを連れて行けますか?

多くの自治体は、ペットを連れて避難所まで逃げる「同行避難」を勧めています。ただし、避難所の中で人と同じ部屋で過ごせるとは限りません。ペットのフード・水・トイレ用品は避難所にほとんどないため、飼い主が少なくとも5日分を用意します。近くの避難所のペットのルールは、市区町村のホームページで確かめておきましょう。

「同行避難」と「同伴避難」の違いは?

同行避難は、ペットと一緒に安全な場所まで避難することです。同伴避難は、避難所でペットを飼い主が世話しながら過ごすことです。同行避難ができても、避難所の中ではペットが人と別の場所に置かれることがあります。

ペットの防災グッズは何を用意すればいい?

フードと水(少なくとも5日分)、トイレ用品(ペットシーツ・猫砂)、ケージやキャリー、リード、常備薬、迷子札、ペットの写真です。いつものフードを多めに買って、古い物から使っていけば無駄になりません。

避難所に入れないときは、どうすればいい?

家が安全なら、家で過ごす「在宅避難」も選べます。親戚や知人の家、ペットホテルに預ける方法もあります。車で過ごす人も多いですが、狭い車内に長くいると体に負担がかかり、夏は暑さ、冬は寒さの対策が必要です。

車でペットと過ごすときに必要な物は?

夏は車内が高温になり、冬は冷え込みます。エンジンをかけ続けると燃料が減るうえ、雪でマフラーがふさがると一酸化炭素中毒の危険があります。ポータブル電源があれば、エンジンを止めたまま扇風機や電気毛布を使えます。

出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」・令和6年能登半島地震における被災動物対応記録集、大田区「ペットの災害対策」、弁護士JPニュース(2024年1月31日)、インテージ調査(2024年2月)、大正製薬調査(2025年12月)、公明新聞(2026年6月9日)。