太陽光発電と蓄電池で停電に備える(自立運転の使い方と選び方)
公開:2026年10月28日
停電への備えは、災害が起きてからではなく、ふだんの暮らしの中でしておくことが大事です。持ち家の戸建てなら、屋根の太陽光発電と蓄電池は、ふだんは電気代を減らし、停電のときは家の電源になります。
停電はどれくらい続く?
過去の大きな災害では、東日本大震災の岩手県で約2か月半、能登半島地震で約1か月、2019年の台風15号で約12日かかって停電がほぼ解消しました。自宅に太陽光発電があり停電を経験した人への調査では、55.2%が「停電のとき便利だった」と答えています(タイナビ、2018年)。
停電のとき太陽光発電を使う手順
資源エネルギー庁は、停電のときの「自立運転」の手順を次のように案内しています(操作は機種によって違うので、取扱説明書を確かめてください)。
- 自立運転用のコンセントの場所を確かめる
- 主電源のブレーカーを切る
- 太陽光発電のブレーカーを切る
- 自立運転モードに切り替える
- 自立運転用のコンセントに機器をつないで使う
- 停電が戻ったら、自立運転を解除し、太陽光発電のブレーカー、主電源のブレーカーの順に入れる
自立運転で使えるのは、晴れて発電している昼のあいだだけです。使える電気の量にも上限があります。
夜も使うなら蓄電池
昼に発電した電気を蓄電池にためておけば、夜や雨の日も使えます。停電のとき家じゅうに電気を送れる「全負荷型」と、決めた回路だけに送る「特定負荷型」があります。冷蔵庫や照明、エアコンを使いたい部屋を決めてから選びます。
向いている家・向いていない家
- 向いている:持ち家の戸建て。屋根が南・東・西を向いていて、日当たりがよい
- 長い停電が心配な場所(水が引くまで長い地域、台風の通り道など)
- 向いていない:賃貸・マンション → ポータブル電源と持ち運べるソーラーパネル
費用と補助金
国や都道府県・市区町村が、太陽光発電や蓄電池に補助金を出していることがあります。内容と期間は自治体ごとに違うので、住んでいる自治体のホームページで確かめます。工事の会社によって価格や提案が大きく違うので、何社かの見積りを比べてから決めるのがおすすめです。
ソーラーパートナーズは、太陽光発電と蓄電池の見積りを無料で比べられるサービスです(審査を通った施工会社を紹介)。
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よくある質問
停電のとき、太陽光発電は使えますか?
多くの機器には「自立運転」の機能があり、昼の発電中は専用のコンセントから電気を使えます。ブレーカーを切ってから自立運転に切り替えるなど、手順は機種ごとの取扱説明書で確かめておきます。
夜も電気を使うには?
太陽光発電だけでは、夜や雨の日は電気が足りません。昼の電気をためる蓄電池があれば、夜も使えます。
全負荷型と特定負荷型の違いは?
停電のとき、全負荷型は家じゅうのコンセントに電気を送れます。特定負荷型は、あらかじめ決めた部屋や回路だけに送ります。
賃貸やマンションでも使えますか?
屋根に設置するには持ち家であることが前提です。賃貸やマンションなら、ポータブル電源と持ち運べるソーラーパネルの組み合わせが現実的です。
出典:資源エネルギー庁「停電時における太陽光発電の自立運転機能の利用について」、岩手県、電力・ガス取引監視等委員会、経済産業省、タイナビ(調査)
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